共通テスト国語対策 8割取るには?【現役神戸大生が徹底解説】

はじめに【共通テスト国語は伸ばせる】

小1の正一<br>
小1の正一

どうも!小1の正一です!

私は高2まで勉強0時間。高3から本格的に勉強を始めて、

独学で神戸大学法学部に現役合格しました。

現在2回生、個別指導塾で塾講師を2年間しています。

今回は共通テスト国語について話します。

共通テストで一番得意不得意がわかれるのが国語だと思います。

国語で点を取るのをあきらめている人も多いでしょう。

受験生
受験生

国語が全然取れません、運ゲーすぎる。

小1の正一
小1の正一

あきらめちゃいけない!演習を積み重ねれば点数は安定してくる!

国語はしっかり勉強すれば伸びます。

私は高3当初、5割ほどでしたが、本番では8割を取ることができました。

そんな私が実際に行った勉強や解き方などを話していきます!

共通テスト国語対策①時間配分

大問1 現代文(評論) 配点50点

大問2 現代文(小説) 配点50点

大問3 古文      配点50点

大問4 漢文      配点50点

80分という短い時間で、大問4つを解く必要があります。

特に現代文の文章量は長く、ゆっくり読んでいては時間がいくらあっても足りません。

こうした80分という厳しい制限時間で重要になってくるのが時間配分です

①大問を解く順番

時間配分を考えるうえで、まず大切なのは解く順番です。

順番通り解いていくやり方、【評論→小説→古文→漢文】

この順番で解くのはオススメしません。

評論で時間を使いがちになるからです。

考えれば何とか正解できそうなのが評論ですが、実際結果はそんな変わりません。

むしろ評論で時間を使いすぎて最後まで解けないほうが最悪です。

私がオススメする順番は【漢文→古文→小説→評論】です。

評論と比べて、漢文・古文は「これ以上考えても仕方がない」と見切りやすいです。

一番スピード感を持って解けるのがこの順番だと思います。

小1の正一
小1の正一

最も選択肢を選びにくい評論を最後においておく!

②時間配分

問題を解く順番は【漢文→古文→小説→評論】がオススメです。

次に時間配分です。

漢文 15分 『すぐ終わらす意識で』

古文 20分 『多少時間がかかっても良い』

小説 20分 『できるだけ早く解く』

評論 25分 『ゆっくり読解する』

【漢文(15分)→古文(20分)→小説(20分)→評論(25分)】

この時間配分で解くことを目標にしてください。

1.漢文

まず、漢文は最も早く解くことができます。

文字数が少なく、推測する部分も多いからです。

慣れれば、10分ほどで解くことも可能です。

2.古文

古文は解くのに時間がかかります。

人物関係を把握し、文脈を理解するのに時間がかかるからです。

また、文法・語彙が現代のものと似通っているので読みにくいです。

焦らずに解き進めましょう。

3.小説

小説はスピーディに解くことができます。

物語の流れがあり内容を把握しやすいからです。

できるだけ早く解きましょう。

4.評論

評論は論理的な文章なので時間がかかります。

また、難しい語彙やややこしい文脈があるので、時間をかけないと理解しにくいです。

ゆっくり時間をかけて読解しましょう。

小1の正一
小1の正一

評論にいかに時間を残せるかが勝負!

共通テスト国語対策②まずは古文・漢文を対策

受験生
受験生

共通テスト国語で対策すべきなのは?

小1の正一
小1の正一

圧倒的に古文・漢文です!

共通テスト国語対策の優先順位は古文・漢文です。

古文・漢文は現代文よりも圧倒的に対策がしやすいからです。

読解力は小さいころからの積み重ねなので、現代文を伸ばすのは難しいです。

しかし、古文・漢文は覚えるべきことが決まっているので、対策がしやすいです。

伸びる可能性が低い現代文よりかは、まず古文・漢文を優先的に対策しましょう。

共通テスト国語対策③古文対策

①単語・文法を覚える

まず、単語・文法を覚えてください。

点を取りやすい文法問題や語彙問題を落とすわけにはいかないからです。

また、単語・文法さえ覚えれば、文章の意味がある程度わかるようになります。

小1の正一
小1の正一

単語・文法さえ覚えればなんとか読めるようになる!

また、複数の意味を持つ単語がありますが、すべて覚えてください。

例えば、「ののしる」という古文単語には3つの意味があります。

①大声で騒ぐ ②評判が高い ③勢いが盛んだ

語彙問題では、マイナーな③が正解だったりします。

文章中でも、①②③どの意味でもつかわれる可能性があります。

できるだけすべての意味を覚えましょう。

小1の正一
小1の正一

複数の意味を知っているかどうかで差がつく!

②人物を意識する

古文では人物が多く出てきます。

人物や関係性を把握するのは重要です。

人物の行動・感情が読解のカギとなるからです。

見落とさないように、人物名が出てきたら印をつけましょう。

③省略された文章を推測する

古文では文章が頻繁に省略され、特に主語が省略されます。

省略された文章を推測するためには文脈・敬語を意識しましょう。

まず、動詞や助動詞が文脈を理解する手がかりになります。

前後の文脈を読み取り、どの主語が適切かを推測しましょう。

また、敬語の使い方が大きな手がかりになります。

謙譲語や尊敬語が使われている場合、その表現から主語や関係性を推測することができます。

敬語や文脈からだれのセリフ・感情・行動なのかを推測しましょう。

小1の正一
小1の正一

主語が省略されるのが古文の難しいところ!

敬語や文脈から人物を推測する練習をしよう!

共通テスト国語対策④漢文対策

①基本知識を覚える

まずは書き下し文や返り点など基本的なことを覚えましょう。

②単語を覚える

漢文で意外と重要なのが単語です。

単語を覚えれば人物関係・誰が発したセリフ・誰の行動なのかわかります。

読解のキーとなる単語を覚えましょう。

③再読文字を覚える

再読文字とは、返り点に従って一文字を二回読む漢字のことです。

【未・将・且・当・応・宣・須・猶・由・盍・蓋】などがあります。

再読文字は必ず問われるので、覚えましょう。

④句法を覚える

漢文は句法が最重要です。

句法さえ分かれば、文脈を理解することができます。

基本的な句法には「否定」、「使役」、「受け身」、「疑問・反語」があります。

複雑な句法もありますが、すべて覚えましょう。

⑤漢詩対策

共通テストでは高確率で漢詩が出題されます。

絶句・律詩・対句・押印など基礎的なことは必ず覚えましょう。

これらの基礎的なことはよく出題されます。

小1の正一
小1の正一

漢詩のルールは覚えていれば解けるラッキー問題!

⑥文型

漢文には文型があります。

文型が分かっていないと、白文を読むことは難しいです。

第1文型 SV……主語+動詞

第2文型 SVC……主語+動詞+補語

第3文型 SVO……主語+動詞+目的語

第4文型 SVOO……主語+動詞+目的語+目的語

第5文型 SVOC……主語+動詞+目的語+補語

これらの文型を見ると、漢文は英語に似ています。

漢文に苦手意識がある人は、漢字バージョンの英語だと思って勉強しましょう。

小1の正一
小1の正一

漢文のルールは英語にそっくり!

⑦読解の練習

読解の練習でオススメなのは、句法・再読文字・単語など

重要な読解ポイントに印をつけることです。

例えば、句法に△、再度文字に□、単語に〇と印をつけます。

そうすることで、文章の構造がはっきりと見えるようになります。

慣れてくると、文章がいくつかの漢字のかたまりに見えて、スラスラ読めます。

また、文型を書きこむのもオススメです。

S・V・O・Cをそれぞれの単語に書き込みましょう。

小1の正一
小1の正一

印をつけるのは本当にオススメ!

漢文がスラスラ頭に入ってくるようになる!

また、漢字を見て意味を推測する問題が出題されます。

問題を解いて、意味が分からなかった漢字はメモするようにしましょう。

共通テスト国語対策⑤現代文対策

現代文対策は間違えた問題を分析して、メモするのがオススメです。

なぜこの選択肢を選んだか、なぜ間違えたか、そういったことをメモします。

間違えたときの感覚をメモし、似た問題を二度と間違えないようにしましょう。

小1の正一
小1の正一

私も実際に行っていました!

私は模試や、共通テスト予想問題集で間違えた問題を切り取って、集めていました。

そして、なぜ間違えたか、どう考えれば正解を導けたか、などメモしていました。

模試・本番前に、集めたメモを見て感覚を思い出していました。

これを始めてから、現代文の点数が安定したので、とてもオススメです。

まとめ【国語は伸びるのでしっかり対策しよう】

今回は共通テスト国語対策について話しました。

まず、大問を解く順番、時間配分が重要です。

自分に合った順番や時間配分を見つけて、身につけましょう。

また、優先的に対策すべきなのは古文・漢文です。

古文・漢文の点数を安定させて、全体の点数を伸ばしましょう。

小1の正一
小1の正一

国語で点数を稼げれば強い!しっかり対策しよう!

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